投稿記事

花田先生最終講義

2026年3月5日(木)

私が畜大に赴任したのは2001年秋。その半年後の2002年春から現在のユニット制、1年生のクラス担任制、全学農畜産実習が開始されました。

私はそこでいきなりクラス担任を申し渡されたのですが、制度自体よくわかっていない上に畜大そのものもよくわかっていない、しかも全学農畜産実習に出て行って、畑作業、搾乳、豚の世話と言われても何が何だか、いきなり異次元世界に放り込まれた感じでした。

1年生のクラスの担当教員は複数いて、私が担当した5クラスのコア教員が花田先生でした。

花田先生はひょうひょうとして学生とうまく付き合い、作業の指示とか段取りとかぬかりない。介入しすぎることもなく、かといって相談されたらきちんと答える。さらには適当に学生をからかって場の和ませる。これをみて私は、「あ、そういうことか、こうすれば良いのか、」と不安が薄らいでいきました。

それから花田先生は私のメンターの一人だったわけです。メンターとはコーチと異なり、教えてくれる人ではなく、やってみせる人のことです。そういう意味で勝手にメンターと思って学んでおりました。

それは、畜大就任直後だけではなく、今でも時々そう思うことがあります。

やっぱりなかなか周りと意見が合わず、ということはよくあるわけですが、「自分が間違っているのかな」と思いながら廊下を歩いていると、そういうときにかぎって花田先生が向こうからやってくる。

立ち止まって雑談したり気になっていることを当たり障りのない範囲で話すと、「それはこうじゃないのか」とコメントをくださる。

廊下だけじゃなく、夏は自転車通勤しているときに、ホクレン前の交差点で黄色い旗を持っている花田先生をお見かけし、ちょっと話し込むことがあったりします。

そのときに思うのは、やっぱり花田先生は私にとって、先輩だな、ということです。方向を指し示してくれる先輩。

私も大学院生の時に、花田先生の恩師、朝日田先生、大久保先生に新疆調査でお世話になりましたし。当時は朝日田先生のことは「うさんくさいおっさんだな」としか思いませんでしたが。
cream
みたいなことを閉会の挨拶で申し上げるつもりでしたが、後半を飛ばしてしまった。残念。メモは必要、ということで。

(仙北谷)