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オンラインの後悔

2025年7月9日(水)

昨日に続いて午後オンライン会議。今日はwebexでした。

本日は会場のマイクの調子がいまいち。なかなか発言者の声がはいってこない。マイクの性能だろうか。ああ、やっぱり東京に行けば良かっただろうか、という後悔が。

しかしそれ以上に、終わってから皆さん居酒屋に行くみたいで、「ああ東京に行けば良かったか」という後悔が。
summer sun shine
それに先だって昼休みには、ロメロ先生の図書館企画に関わる「戦後80年を迎えて」の展示解説。

外交の専門家らしく、網羅的に解説していただきました。「戦争」の捉え方が興味深かったですね。

セミナーの中では参加者から、戦争に関連して本を選択するポイントは何か、というような質問がありました。

ロメロ先生の回答も興味深かったですけど、私もそれに便乗してコメントしたのですが、ひとつは、1次資料にあたることです。しかし1次資料はある意味偏っていることがあるので、たくさんの1次資料にあたることが望ましい。これは資料研究の基本かもしれません。

それでおすすめしたのが「草の根ファシズム」、もう一つあげるとすると、「昭和天皇独白録」。今までなぜ日本人は戦争を起こしたのか、わからずいろいろ本を読んできたつもりですが、この2冊で、いわゆる「腹落ち」しました。
summer sun shine
あと、セミナーでは紹介しませんでしたが、本選びの方針を示すとすると「古典を読むこと」。古典とは歴史の試練を乗り越えてきた書物のことです。その中で生き残ってきた書物です。それだけ相対的に普遍性があると思います。

そんな本として2冊あげるとすると、ハンナ・アレントと、カール・ヤスパースですね。

(仙北谷)