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ご褒美か
2026年2月22日(日)
畜大の学部入試は、畜産科学課程定員210名、共同獣医学課程40名で募集を行っています。
畜産科学課程は1年生皆さんが同じ課程の学生として学びますが、2年生の時から各専門のユニットに進学、分属します。
進学先のユニットについては定員があり、希望調査を実施して分属するのですが、定員を割らないよう、1年生に対しては各ユニットで、自分たちのユニットがいかに魅力的で社会にも貢献しているか、就職先で有利かを宣伝するわけです。
しかし畜大に入る1年生というと、動物が好き、馬が好き、野生動物が好き、広大な畑で作物を育てたい、みたいなことを考えている方々が多いので、経済です、経営です、といってもどうしてもインパクトが弱い。
それで学生の分属希望調査ではいつも芳しくない評価で、上からは「何やってんだ」とか「農経いらないんじゃないか」みたいなことを言われていたわけです。
その分属希望調査が先週月曜締め切りだったのですが、結果をのぞいてみたところ、農経の定員のほぼ9割が第1希望で埋まっている。素晴らしい。過去最高ではないでしょうか。
こうなるまでいろいろ紆余曲折もありました。
一頃、9割近くが第1希望の学生で埋まったことがあって喜んでいたのですが、学生は意外と冷めている。聞くと、そのときの分属の仕組みが第1希望優先。
どういうことかというと、まず第1希望で分属先を決める。あふれた人は、定員埋まっていないところに回される。そうすると、成績が良くても空きがないと第3希望、第4希望に回されちゃう。
成績が良くない学生でも、先に第1希望で出したところが確定する。
そうすると第3希望、第4希望に回されちゃう学生はそうならないように、本来の第1希望ではなく、第2希望を第1希望として回答することが起こります。
この仕組みは頑張って勉強して良い成績を取った学生が報われないことが起こりますし、とにかく分属調査について不確実性が高くて、学生は自分の第1希望は通るだろうかどうだろうかとか、必要ないことに頭を使わなければならない。
そういうことがあったので、単純に成績順で分属先が決まるよう制度の見直しを大学に申し入れ、それが認められて現在は分属希望調査も単純に進学したい順に回答できるようになっています。
ところがそうしたところ、また農経ユニットの第1希望学生が減ってしまったのですよね。これはしょうがない。
それから数年。ユニットの先生方の頑張りもあり、農経の魅力が学生に伝わり、希望者が増えてきた、ということと理解しています。やれやれ。
任期最後の年にこうなったのはご褒美かなと勝手に理解しています。
(仙北谷)