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功には禄、徳には地位
2026年9月4日(金)
人事評価の基本らしいです。
組織全体の業績に貢献があった人には、それなりの報酬・俸禄を与えるべき。他方、徳がある人にはそれにふさわしい地位を与えるべき。分かりやすい。
結構前に、この言葉を新聞記事で見て、出典はどこかなとネットで検索したところ、西郷隆盛の言葉として、「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」というフレーズが山のように出てきます。しかも、もとは書経らしいという説明も、コピペなのか同じような表現で山のように出てきます。
ただニュアンスとしては微妙。
コンサル関係の人たちは、「功はある(業績は優れている)が、徳のない人を組織のマネージメント業務に就けると大変なことになる」という、やや裏読み的な説明として使っています。それはあるかもしれませんけどね。
功がある人に禄で応えるのは当然。ボーナスなんかがたんまり、ということでしょう。
しかしそのとき、
「なんで俺に地位をくれないんだ!?」
と、いきり立ってもらっても困る。別に徳がない、といっているわけではなく、徳があるかどうか判断できない、ということだって十分ある。
そこで徳があるところを見せようとして墓穴を掘ることもあるかもしれません。
徳は見せるものではなく、にじみ出るものでしょうから。
そのニュアンスが伝わらず、難儀することもあるでしょう。
それでは、「大学教授」は徳がある人なのか、というと、もちろんそうでしょうけど、「功」があれば、つまり、研究業績があれば上がれるということは当然ありました。求められるのが研究業務に限定されていれば、ですけど。
研究業績ではなく上がろうとするのであれば、徳がにじみ出る人じゃないと。
あくまでも一般論です。
(仙北谷)