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比較の重要性
5月21日(火)
先週金曜のゼミでは、二人の学生から、卒論構想の発表がありました。二人とも、「どこに焦点を当てるのか」というあたりはまだちょっと詰めが必要ですが、まぁまだ5月なのでそれは問題ないでしょう。
これから課題を明確にしてもらうための心構えとして、「基本は比較」ということを伝えました。
つまり、異なる地域の比較、同じ地域での異なる経営の比較、同じ経営、同じ地域でも過去と現在の比較、そこから見えてくるものはあるだろう、ということです。
それからすると、
わたしがある先生(ここでは仮にA先生としておきます)に、
「学生にはこのように伝えてください。」
とお願いしたにもかかわらず、学生には全く伝わっていない、ということがあったとします。
その原因の可能性としては、
(1)わたしのA先生への伝え方に問題がある。
(2)A先生の学生への伝え方に問題がある。
2つが考えられるわけです。
これとは別に、わたしがほかの先生(仮にB先生としておきます)、に、
「学生にはこれこれと伝えておいてください。」
とお願いしたときに、学生にきっちり伝わっていたとすると、上の問題は、(1)よりも(2)の可能性が高くなるわけです。比較ってそういうことですよね。
この例に深い意味はありません。これだけです。
(仙北谷)