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低い公定歩合が若い世代に及ぼす影響

6月17日(月)

月曜午後は、大学院の講義でした。現代日本の経済に関する英語の文献を読んでおります。

この中でバブル経済の話があり、学生からは、
「なぜ公定歩合が低下すると地価が上昇するのか。」
という質問がありました。

大学院生はいずれも2000年以降に生まれた、いいようによっては21世紀生まれ、もしくはバブルを知らない世代、失われた10年の中で生まれた世代。バブルの頃の話をしてもピンとこないかもしれません。

しかし近年、異次元緩和の名の下、公定歩合がマイナスあたりを推移している。バブルの頃は「低い」といっても2.5%だったのですよ。

公定歩合が下がって地価が上がる、というのは昔の話ではなく今も起こっています。そしてそれは若い世代の資産形成、もっといえば人生設計に大きく影響を与えるものであり、けして人ごとではないのですよね。そこら辺を感じてもらえれば、と思って説明したのですけど、響いたでしょうか。
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(仙北谷)

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