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伝える気持ちと技術
7月28日(日)
昨日のオープンキャンパスでは、ちょっと気分が悪くなった方がひとりだけいらして、保健管理センターにお連れいたしました。そこで川端先生の的確な処方と説明で何事もなく。ちょっとだけ休んでもらってまた学内見学に参加してもらいました。
川端先生の説明はわかりやすい。体調が悪くなったときにどうすればよいのか、ジェスチャーで教えてくださる。
しゃがむこと、時間が長くなりそうなら、いわゆる体育座りでもよくて、横になれば完璧。これは要するにストレスのため、立っていると頭に血液が回らなくなって目の前が暗くなるからで、それなら頭に血が回るよう頭を下げればよい、ということなんです。だから寝れば完璧。
川端先生のすごいところは、これをジェスチャーというか、実際に体で示してくださる。聞いているほうはよくわかるわけですよ。
言いたいことがよく伝わることはとても大事。言葉ではどうしても限界がある。言葉だと耳からはいった言語情報を頭で「こうかな」と映像にして、実際に行動にうつす。時間がかかりますし、言葉をイメージに翻訳する課程で間違っちゃうかもしれない、正しいかどうかわからない。それならとるべき行動をジェスチャーで示して目から情報を取り入れてもらうほうがよいわけです。
そういう視点からすると、オープンキャンパスのプログラムはいまいち。見開きで分かるようにして欲しいのですよね。
来年はどうなるか分かりませんが、忘れないうちにコメントを入試課に送っておきました。
さて、先日、事務の方から、私が作って会議で説明した資料についてコメントをいただきました。悪くなかったようです。
最終的には規則なり要綱なりということで合意された内容を文字にして残さなければならないのですが、そこにいたるプロセスのなかで、できるだけ意見交換の内容に間違いがないように、逆に言えば早く合意できるよう、情報を伝えることが大事。そのためにはやっぱり見える化、図で直感的に示すことだと思うのですよ。
図に示すことで伝わりやすくなると同時に、あやふやな部分が見えてきて、検討事項に漏れがなくなるということもあります。逆に、知られたくなかった部分が見えちゃう、ということもあったりするようですが。
いずれにしろ図にして検討する文化、広めたいです。
(仙北谷)