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多面的な視点
8月4日(日)
物事を多面的に理解することは大事だと思うのですが、そのためには多面的な視点を持つことが有効だと思われます。
以前、イタリアというか、西ヨーロッパ、キリスト教側からの視点で十字軍遠征を書いた書物を読んでいて、なんとなく分かったような分からないような消化不良的な読後感を持ったので、それなら、ということで異なる視点で書かれた書物を探していたところ見つけた文庫本。まさにドンピシャ。
しかし困ったことに、登場人物の名前のカタカナ表記に親しみがなく、リズムよく読めない。登場人物も頭に入ってこない。それで冒頭部分読んだだけで、いったん休止状態。
そうしたところ日経の書評で紹介されていて、実物を歯医者さんの帰りに見つけたのが「テヘランのすてきな女」。これはおもしろい。
2023年暮の取材と言うからほぼ現在と言って良いでしょう。登場人物も今テヘランで暮らしていて、現在の、ミサイル攻撃だの、ヒズボラ幹部の暗殺とかの情報に接している人たちでしょう。
読んでびっくりと言うより清々しい。選挙で改革派大統領が選ばれたというのが理解できるきがします。選挙結果を認めなくていつまでもグズグズしている国よりよっぽと民主的。
宗教って何なんでしょうね。余計なお世話でしょうけど。
(仙北谷)