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一次資料の強み
9月11日(水)
本日は事情で日中待ち時間が長かったため、残りの部分を一気に読んでしまいました。
経済学が最強とは思いませんが、経済学を軸におくと見えてくるものはある。よりクリアに。江戸と明治は断絶があるわけでも何でも無くて、その前後で暮らしている人たちは同じ人間なんだということを改めて感じさせられます。
人間の本質なんてそんなに大きくは変わらないけど、法制度、政治経済制度は変わる。変わるものと変わらないものを比較して見えてくるものを議論しましょう、ということなんでしょうか。おもしろい本でした。
2000年以降、江戸時代の経済を含む社会構造に関する研究がめざましい進展を見せているようです。資料を保管している団体が、単に維持だけではなく分析する人を雇うようになったからでしょうか。一次資料の強みでしょう。
ただもう一つすごいと思われたのが、雇われている人が雇い主の過去に対して批判的な文章を書いていることですね。江戸時代から明治初めの頃ですけど。
後期の講義にもちょっと反映されるかもしれません。
(仙北谷)