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パンデミック
5月15日(木)
コロナ禍が世界を覆っていたとき、頻繁に聞かれた「パンデミック」という言葉。感染拡大、感染爆発とか、世界的大流行という意味のようです。今はあまり聞かれません。しかし私はいまでも毎日、頭に思い浮かべています。
私はどうもタンポポが苦手で、自宅の狭い庭、その周辺などで叢生、群生しないよう、気をつけています。理由のひとつは綿毛でしょう。どうもあのモフモフ感で息が詰まりそう。それと酪農家にしてみれば牧草畑にタンポポが群生しているのは管理が不十分な証拠と思われるらしく、わたしも勤めている大学からして看過できなくなってしまうのは致し方ないところです。そのほか、理由はいくつか。
タンポポのパンデミックを防ぐためにはなんといっても初動対応、初動が大事です。初期の段階で拡大を防ぐ。見つけたらすぐ抜きます。それが不十分だとあっというまにパンデミック。そうならないように毎朝見回りを欠かさず。
しかしその一方で、となりは借りて利用している方で、環境維持にはあまり注意を払わず。そのため隣のタンポポの種が飛来するわけです。国境を越えた先に対する効果的な施策を打てない歯がゆさ。まさにコロナ禍における国別の対策の違い、温度差と、水際対策の重要性を現在もリアルタイムで経験しているわけです。
コロナ禍を経験した皆さんが、その教訓を忘れないために、タンポポ対策を是非心がけていただきたい。とはいっても本学のタンポポも、すでにこの通り。
(仙北谷)