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政治の問題、経済の問題、気持ちの問題
5月22日(木)
自民党農林部会長当時は、JA組織のスリム化を求め、軋轢はありましたがそれなりに成果はあったと思います。
さて、今回ですが、入札中止、随意契約検討、無制限に販売、などと発言したと報道されており、なかなか、と思います。
コメ価格の高止まりの要因は、流通の仕組み(精米能力)や、気持ちの問題(在庫が底をつくのは怖いので抱えておきたい)が大きいのではないかと思います。
理論的に考えたのか、勘なのかはわかりませんが、経済問題とその背景にある心理的な問題であるという見立ては正しいと思います。政治家としての勘は鋭いかもしれません。
あとはそれをどう実行できるかでしょうね。周りの人たちの協力が必要かもしれません。
(毎日新聞から)
東日本大震災直後、当時の白川日銀総裁は、被災地で現金を引き出そうとする預金者がパニックを起こさないよう、銀行には現金が十分あることを見せるため、銀行のカウンターに現金を山積みにさせたのだそうです。
ずいぶんと大胆なことをするもんだと思ったのですけど、経済行動の根底にある気持ちの問題、心理的な問題を無視することはできないということでしょう。
経済学を学ぶ者としてそれに気がつかなければならないでしょう。政治家さんとしては国民の気持ちに配慮していれば、しぜんに答えが見えてくるのかもしれません。
(仙北谷)