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吉川さんが残したもの

6月8日(日)

初めてありがとう牧場を訪れたのは2017年でした。学部3年生の1泊研修の目玉として牧場を見学させていただきました。

しばらくお話を伺って、牛も草地も見せていただいて、満足しての帰り際、学生が吉川さんからいただいたメッセージが、
「いい恋をしてください。」

その年の年末、畜大に講義にいらしていただいて、ご自身の経験と学生たちに「酪農とは」を語っていただいたのですが、講義の終わりでいただいたメッセージが、
「頭の上を風が吹いているんですよね。それを楽しめるかどうかです。」

吉川さんと私は大学の同期。在学中は存じ上げることはなかったですけど、こうして教えをいただけるようになったのは何かの縁なんでしょう。ありがたいと思いました。

ドキュメンタリーを見ました。吉川さんは、とにかく謙虚。そしていつも感謝の気持ちにあふれている。それが牧場の名前の由来であり、同時に吉川さんが人を引きつける要因なのかもしれないと思いました。

人を残した、それも相当の数と厚みの。
そして農村のあり方も変えた、行動と感謝で。
そんな人だったと思います。

俗な話で申し訳ないですけど、人材育成でも達人ということなんでしょう。
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(仙北谷)

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