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資本主義的農業生産様式
2025年7月25日(金)
資本主義的な生産様式の浸透は、それが経済面と同時に、多くの人々の生活にも賃金という形で影響を及ぼしていると言うことで、社会全体のありように大きな影響を及ぼしています。
それは、資本主義経済社会以前と以後を大きく隔てるような、やや大袈裟に表現するならば、人類史の大きな画期であると思っています。
つまり、それぞれの地域にはそれぞれの産業があり、生活様式があり社会を形成しています。それが資本主義的な生産生活様式に包摂される中で、その地域らしさが失われ、どこも似たような街になっていく。同じように廃れていく。そういう意味で「民俗学」とは反資本主義の学問、プロレタリアートの学問、というのが中沢新一の本で述べられていたような。
農業という産業はなかなか資本主義的生産様式には対応しきれない産業と言えるかもしれません。家族経営が主な担い手だし。家族経営の魚屋さんとか、八百屋さんとか、町工場とか、だんだんなくなっていますよね。
しかし農業においても、2020年センサスによると、農産物販売額で上位わずか2%の5千万円以上の販売額の農業経営体が、全生産額の40%以上を占め、逆に下位50%以上を占める販売額100万円以下の経営体は、全生産額では2%以下を占めるに過ぎない。そういう極端な二重構造を直視する必要があるのでしょう。
事業性評価研究所の田井さんの論文を読んでそんなことを感じました。二重構造については田井さんのご指摘をヒントに計算してみました。
おいでくださってありがとうございました。地域シンポ、楽しみです。9月の学会分科会の報告者、コメンテーターがほぼ確定したそうですので、ご連絡いただき次第、関係方面にご案内差し上げたいと思います。
明日はオープンキャンパス。地元も含め全国から千5百名くらいの方々にお越しいただくことになっています。大変ありがたい。よろしくお願いいたします。
本学にたいする理解を深めていただければと思っています。ちょっと雨模様らしいのでその対策もしていただければと。
(仙北谷)