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期末レポートと生成AI
2026年2月25日(水)
基礎経営学の一コマで、ビジネスモデルについてご紹介しました。例として示したビジネスは両替商。参考にした文献は、これです。この本の内容だけではちょっとリアリティがないので、塩野七生の著作の話を入れたり、日本橋三越のオブジェの写真を見せたりして講義を進めておりました。
そうしたところ、年が明けて、世の中を騒がす事件が。大金を運んでいる人が白昼堂々襲われる。それも何度も。
事件として「?」だし、大金を運んでいるという点も「?」。さらにニュースの続報を聞くと、襲われた方々は、現金を国外に持ち出すことをビジネスにしているらしい。これもまた「?」な訳です。
しかし、よく考えてみると、これは両替商、為替手形ビジネスの反対だと。面白い、なるほどと思いましたね。襲われた方には申し訳ありませんが。
そこでこれをビジネスモデルとして説明せよという課題が、期末レポートの一つ。どんな内容が送られてくるのか楽しみでしたけどね。
で、読んでみると、ほとんどの方は理解できていない。残念。課題の出し方が悪かったのか、そうかもしれません。
きちんと理解して書いていたのが2名くらい。それと、両替商とは異なるビジネスだけど、うまく説明できないと、清く白旗を揚げたのが2名。この方々の点数はもちろん高くしておきました。
多くの方は両替商の説明をしている。しかもその中の少なくない人が生成AIを使っている。使いこなせていないですね。
結局これは生成AIにどんな問いを投げかけるのか、設問の意味を本人が理解できているのか、生成AIの答えが聞きたかった内容なのか、その精査ができない。
そうして、生成AIの答えを正しいものとしてレポートに書いてくる。
自分で考えることの重要性を改めて考えさせられます。自分の課題の日本語の問題を棚に上げておいてですが。
(仙北谷)