投稿記事
福島先生最終講義-シンの意味を知る-
2026年2月27日(金)
26日午前は、この3月末をもってご退職される、食品科学分野の福島先生最終講義でした。
私はおそらく全体の10%も理解できていないと思いますが、興味深い内容でした。勉強になりました。
福島先生は、はじめは植物体に含まれる脂質を研究対象とされていたそうなんですが、程なく当時注目され始めた食物繊維を対象とし、その後一貫して食品としての食物繊維の三次機能とよばれる生体調整や健康の面から研究を継続なさったわけです(あってますか?)。
人の健康を考える上で重要な視点は、ヒトの体内、表面に共生する様々な菌(腸内細菌叢、腸内フローラ)との共生という考え方らしいです(あってますか?)。その数はヒト一人で数兆個らしいです。
そのバランスが崩れると病気になったり、肥満になったり、アレルギーになったり、近年は精神面への影響なども研究されているようです。
以前は悪玉菌をやっつける、アンチバイオティクス(antibiotics)という考え方が主流で、病気になったら抗生物質でやっつける。しかしこれだと善玉菌も死んじゃって、悪玉菌は居なくなるかもしれないけれど人の健康も損なわれることがある。そもそも抗生物質の飲み方を間違うと耐性菌の繁殖にもつながるわけです。
そこで考え出されたのがプロバイオティクス(probiotics)。ビフィズス菌や乳酸菌など、いわゆる善玉菌をふやして腸内環境を整え人の健康につなげようという考え方です(あってますか?)
さらにはその善玉菌の食料となる難消化性成分を摂取して善玉菌を増やすことをプレバイオティクス(prebiotics)というらしいです(あってますか?)「難消化性」というのは胃で消化されずに腸に届くということらしいです。
で、現在はというと、善玉菌とその食料を一緒に摂取して腸内細菌叢を健全な状態に保つという、シンバイオティクス(synbiotics)という考え方が主流らしいです。最近といってもこの考え方が出されたのは1990年代らしいですけど。
ここで「シンsyn」というのは、シンクロナイズド(synchronized)のシンsynと同じで、「同時に、一緒に、シンクロして」という意味ですね。
この話を伺って、私は、「あ、そういうことね、」と腑に落ちるものがありました。
どういうことかというと、最近、「シン・ロジカルシンキング」とか、「シン・理解力」とか、「シン・ゴジラ」とか、「シン・ウルトラマン」とか、「シン」が付いたものを目にすることがあるのですが、その意味がわからなかった。
どこかで流行っている「シン」をくっつけるけど意味をはっきりさせず顧客の思いれで意味を持たせて関心を持たせようという姑息なマーケティング戦略だと思っていたわけです。
その「どこか」がわからなかったのですけど、ここなんですね(多分間違っています。ゴジラはshinだし。synならよかったのに。ヘンな落ちですみません。「思い入れ」という点ではsynかもしれませんけどね。シン・ブースカ)。
(仙北谷)