卒業生から

優秀な人材を多く育てていくことができる農業教員になりたい

吉田 祥子(よしだ さちこ)
福岡県福岡市出身
平成22年(2010年)帯広畜産大学 畜産学部 畜産科学科 卒業

  • 仕事
  • 北海道帯広農業高等学校 定時制農業科

  • 卒業論文
  • 家畜福祉に配慮して生産された鶏卵に対する消費者調査

  • 学生時代
  • 実家が酪農を経営していたことと、あこがれていた北海道に行きたいという理由から、酪農学園大学に進学しました。さらに日本の食糧基地である十勝で勉強したいという思いから、帯広畜産大学へ3年次編入しました。

    農業経済学ユニットでは経済研究室に所属し、ゼミ活動では農作物の貿易に関する本や日本の農業政策について書かれた本を輪読しました。また、卒業論文の調査で農家さんを訪問し、実際の生産現場での様々な話を聞くことができたことからさらに農業への興味が深まりました。

    また、学生時代には、帯広の街中で行われているオビヒロホコテンに畜大農業経済のブースを出展し、畜大牛乳の試飲会や、手作りの畜大生キャラメル・ミルクジャムの試食会を行うことができたのも良い経験になりました。

  • 【農業高校での仕事】
  • 日置農業高校では畜産の授業を中心に、帯広農業高校では園芸の授業を担当しました。

    農業高校には様々な学科があり、帯広農業高校では農業科学科・酪農科学科・食品科学科・農業土木工学科・森林科学科の5つの学科があります。

    農業教員として働くと、農業高校にあるどの学科も配属次第で教えなければなりません。畜産や園芸の知識や技術はその担当になってから勉強しながら授業を行いましたが、畜大で学んだ農業経済学の知識は、どの学科を担当しても必ず必要となってくるものです。

    農業経済学ユニットで学んだ知識が、生徒がいずれ経営者になったときに役立つ知識を教えることに役立っています。

    特に2年間担当している農業経営の授業は農業経済学ユニットで学んだ内容が授業に直結していて、生徒がより理解しやすいよう学校農場や地域の農業経営などの身近な事例を通して、農業会計や農業経営情報の必要性を理解させ、農業経営の課題解決、経営の改善につながるよう工夫をしています。

    日々変わりゆく世界の農業情勢に対応し、農業にかかわる様々な条件が厳しくなっている今、活躍することのできる優秀な人材を多く育てていくことができる農業教員になることができればと思っています。

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